今回使ったもの
- Ubuntu 18.04 Server
- itemsense-2.3.0+6-setup.run
- xSpan
OSもItemSenseもそれぞれバージョンが上がっています。
インストール
こちらの手順通りで問題なく進められました。前回つまったdocker-composeの辺りもリンク先が明示されていて、分かりやすかったです。
初期セットアップ
建物に紐づく概念ですかね。とりあえず、画面上部のFacilitiesからHayatoを作成。
4. ネットワークをスキャン
Readers > Registrationから設定します。追加したネットワークを選択して、Discover Readersします。リーダが見つかるので選択してRegisterします。
5. リーダ側の準備完了Readers > Registrationから設定します。追加したネットワークを選択して、Discover Readersします。リーダが見つかるので選択してRegisterします。
リーダにReader Agentというプログラムが設定されました。次は実際の読取のための設定となります。
Reader
リーダの設定をしていきます。Readers > ConfigurationsからCreate New Reader Configurationボタンを押して新規に作成します。
- Operation:今回Overheadで設定したいので、THRESHOLDを選択
- Reader Mode:とりあえずMODE_1002がオススメみたいです
- Session:とりあえず0
- Transmit Power:とりあえず30 dBmとしますが、現場によって調整だそうです
- Channel Config:今回不使用。Side by Sideなど近くに他のリーダがある場合はそれぞれで異なるチャンネルを選択します
Threshold
Threshold、日本語にすると閾値でしょうか。ここからこっちは内、ここから先は外を決めるための設定といった感じでしょうか。Create New Thresholdを押して新規に作成します。
- Arrangement:Overheadを選択
- Reader1のReader:先ほど準備完了したReaderを選択
- Configuration:xSpan Overheadを選択
In AntennasとOut Antennasは編集アイコンをクリックすると、どのアンテナ番号をInあるいはOutと見做すかと、それぞれの側のTransmit Powerを設定できます。たとえば、設置現場の片側に明らかに金属製の構造物があるような場合に使います。今回はデフォルトのままとします。ちなみにアンテナ番号はこちらのp. 58にあります。さらに余談となりますが、xSpanのLEDがある側がSECTOR 2 (IN)、反対側がSECTOR 3 (OUT)となります。Side By Sideで左右に設置する場合は、LEDのある側を揃える必要があります。
Recipe
次はRecipe、なんだかお料理みたいですが、秘訣とかこつっていう意味があるんですね。調べて知りました。Create New Recipeを押して新規に作成します。
- Recipe Type:今回はTHRESHOLDを選択
- ReadersのThreshold:先ほど作成したThresholdを選択
- ReadersのRun:リーダを選択
- ReadersのWith:Reader Configurationを選択
- Recipe ParametersのProfile Name:最初は空でよいですが、チューニングした結果を貼り付けるのに使用します
- Iteration Data Log Enabled:チェックすると、チューニングツールにImportするためのログが出力されます
Job
ここまでで動かすための準備が終わりました。いよいよ動かしてみましょう。
- Facility:適宜選択
- Recipe:先ほど作成したRecipeを選択
- Duration:とりあえず0
- Start Delay:デフォルトの0のまま
- Data Handling Options:3つともチェックを入れておきます。Docker使っているので外部にデータを出力するための設定みたいです、多分
Start Jobボタンをクリックします。全部うまく設定されていればJobのStatusがRunningとなります。一番右にあるActionsのTransitionsのアイコンをクリックすると読み取ったタグを表示できます。
このあとは、Actionsのところの右から3つ目のDownloadアイコンでIteration Data Logsを取得し、Threshold Tuning Tool(別ソフト)を使ったチューニング作業へと入ることになりますが、余白がつきたのでここまでにします。
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