ICタグとGPS、企業の「所在管理」から得る身近な安全への活用とヒント
こんにちは。
入社して一か月が過ぎた新入社員です。
引き続き、RFID初級編の情報をお届けしていきます。
さっそくですが、「所在管理」って何をするか分かりますか?
言葉からだいたいのイメージはつきますよね。
具体的に説明すると、、
例えば広い工場ではどこに誰がいて、作業状況がどうなっているのか把握することができません。
- 管理面の問題
- 安全面の問題
これらを解決するキーワードが「所在管理」です。
とりあえず人を探すだけならGPSが使えそう、と思った方いませんか?
ところが、GPSって建物内で使用できないのですね!
建物内での所在確認に適さないGPS
身近な「所在管理」として知られるGPSですが、建物内ではGPS信号が届かず、精度が低下してしまいます。
お子さんの安全確認のために使用されている方は、その欠点に気づいているかもしれません。
そんな建物内での所在管理に役立つのが、ICタグ(RFIDタグ)です。
ICタグ(RFIDタグ)の利点
ここで、ICタグ(RFIDタグ)について説明します。
RFIDは無線周波数を利用してデータを送受信する技術で、タグには個別の識別情報が記録されています。
この技術を使うことで、建物内での人の位置特定が可能となり、GPSが使えない環境でも問題なく利用できます。
- リアルタイムでの位置特定: どこに誰がいるかを瞬時に把握できる
- 高精度: 数メートル以内の誤差で位置を特定可能
- 建物内外で利用可能: GPSが使えない場所でも問題なく機能する
ICタグの活用方法
例えば、どんなことができるかの活用例を挙げてみましょう。
- 従業員の所在管理: 各従業員にICタグを持たせることで、どこにいるかをリアルタイムで把握できます。
- 緊急時の避難確認: 緊急時に全員が安全に避難できたかを即座に確認できます。
- 来客の管理: 受付でICタグを渡し、訪問者の位置を把握することでスムーズな案内が可能です。
- 迷子対策: 大規模なイベントや施設で迷子になった人を迅速に発見できます。
素晴らしいシステムです。
しかし、これを実現するにはそれなりの費用がかかります。
なぜなら、高額なリーダーを各所に設置する必要があるからです。
将来的にリーダー価格が下がってくれば、身近なシステムとして利用できるかもしれません。
ICタグの活用シーンを考えてみる
ちょっと遠い存在に感じられてきたICタグですが、身近で利用できる良い方法を考えてみました。
広範囲な建物内での所在管理についてお話してきましたが、使用するエリアが特定されていれば、大きな費用をかけず導入することが可能です。
例えば、園児の名札にICチップをつけておけば、園バスや送迎バスなどの乗降チェックが簡単に行えます。
デイサービスの送迎などでも活用できそうです。
塾や習い事先では、すでにNFCを使った入退室チェックが導入されているところも多いです。
カードをリーダーにかざすと入退室チェックができ、登録したメールアドレスに連絡が届きます。
ICタグ(RFIDタグ)を利用すると通信距離が広くなりますので、小さな子供やお体の不自由な方の所在管理が簡単に行えます。
担当者の目視チェックだけではなく、システムによる所在管理が実現されれば、家族もさらに安心できますね。
ICタグの活用事例、いかがでしたでしょうか。
是非、ICタグの導入を検討してみてください。
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