2022年3月4日金曜日

高いところのタグを読む

 棚卸しに絶大な効果を発揮するRFIDですが、棚卸しといえばだいたい倉庫みたいなところでやりますよね。大きな倉庫になると何段にも積み上げてあって、手の届かない高いところに読み取り対象物が置かれていたりします。これをハンディリーダで読み取りできるかというのが今回のお題です。

ちょうど某倉庫で読み取り実験をしてほしいというご依頼がありましたので、実際にやってみました。実験した倉庫は天井が5mと高い倉庫で、荷物はパレットに積んでありパレットをそのまま金属フレームの棚に収めるという方式で、棚は3段になっています。

距離計で手をかざしたところから荷物の最上段部分までを測定したところ、おおよそ3mの距離がありました。荷物にタグを簡易的に取り付け、最上段に置いてもらい実際にハンディリーダで読み取りしてみたところ、80%くらいは瞬時に読み取れますが残りはぐるぐるしたりしてようやく読めるといった感じでした。読み取れなくは無いが、ちょっと時間かかるなぁという印象です。

そこで今回はハンディを取り付ける棒を2種類用意しました。

1個目はマイクスタンドの

この部分

ブラスターがすっぽりと取り付けできます(画像は一部ぼかしてあります)。


もう1個はGoPro用の棒と3Dプリンタで作成した治具
これに普通のカメラ用の 1/4UNC のネジ穴がついているUR31を取り付けます(画像は一部ぼかしてあります)。

読み取り風景はこんな感じ(画像は一部ぼかしてあります)。


これで何と、下段に置いてあるときと同じくらいのスピードで読み取ることができました!棒つけただけですけどかなり効果が出ることがわかりました。





0 件のコメント:

コメントを投稿