2020年7月3日金曜日

厚さ5mmの各種素材で読み取り距離を比較してみた

ゴム、木などの各種素材の読み取り距離を比較してみました。

NHK「チコちゃんに叱られる!」で、ゴムの分子は水のように自由に動き回っているので伸び縮みする、との放送を見て、前回は氷で実験した流れもあり、ゴムで読み取り実験してみようと思ったのがきっかけです。

https://xn--h9jua5ezakf0c3qner030b.com/10333.html

厚さ5mmのNRゴム(天然ゴム)を入手したのですが、ゴムだけでは物足りないので、
後日、東急ハンズにて、同じ厚さ5mmの素材を探して比較してみることにしました。

使用したリーダーとタグ

・デンソー BHT-1281
・ALN-9654(Gタグ)

素材は以下の5種類になります。(安い素材を選択しました)

① NRゴム(天然ゴム)
  天然ゴムを主原料とした最もゴムらしい素材を選択しました。
② EVA(エチレン酢酸ビニール)
  ビーチサンダルなどで使用されている、弾力性のある軽い素材です。
③ 木(ブナ)
  いろいろな木材があったのですが、ブナが一番安かったので。
④ アクリル
⑤ タイル(陶器)

各素材で、タグを挟み込んで、読み取り距離を比較してみました。
なお、電波が弱すぎると比較が難しいので、MANICA EXCEL TOOLの最弱から3番目の出力としました。

読み取り距離が長い、読み取りが良かった素材のランキングは以下になります。
(カッコ内は、そのまま読み取ったときの距離との比率)

素材なし : 196cm


1位  EVA   188cm (96%)

予想通り一番読み取りがよかったです。

2位  アクリル 184cm (94%)

1位のEVAに比べて若干読み取りが悪く感じましたが、大きな差はありませんでした。

3位  ゴム   168cm (86%)

1位、2位に比べて、明らかに読み取りが悪いです。

4位  木    160cm (82%)

3位のゴムに比べて読み取りが悪かったですが、それほど大きな差はありませんでした。

5位  タイル  145cm (74%)

選んだ素材の中では、もっとも読み取りが悪かったです。
4位の木と比較しても差は大きいです。

6位  タイル表 136cm (70%)
  ※タイルの表面で挟んだ場合

タイルの裏表を逆にして、追加で実験しました。更に読み取りが悪くなりました。
陶器は誘電率が高いのが原因と思います。

ほぼ予想通りの順位かもしれませんが、実際に、同じ条件(厚さ)で比較してみると、このような結果になりました。

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