2018年3月28日水曜日

冷蔵庫の充填率をICタグでチェックする

弊社では、お越しいただいたお客様にペットボトルのお茶をお出ししています。お茶は冷蔵庫で冷やしておくのですが、冷蔵庫から取り出した後に補充を忘れることが良くあり、出そうとしたら冷えてるお茶がなくて、仕方なく冷蔵庫に入れてなかった常温のお茶をお出しすることが良くあります。
冬場は常温でもいいような気もしますが、気温の上がる今後の季節は必ず冷えたお茶をお出ししたいところです。
そこで、冷蔵庫の充填率を自動的にチェックして、足りなかったら警告してくれるシステムを作ってみました。

冷蔵庫の中にアンテナとUHFタグ5枚を設置します。なにもない状態だとタグが5枚読めます。
アンテナの出力が強ければ冷蔵庫の外からも読めたのですが、今回常設できるのは出力の弱いものだったので、冷蔵庫の中に置くことにしました。水濡れが怖いのでアンテナはジップロックに入れておきます。


お茶を補充するときはタグの上に置くようにします。この記事の通り電波は水に吸収されますので、この状態だと右側2枚のタグは読めなくなります。
システムとしてはお茶が2本あるんだな、と判定します。

あとは警告です。お茶が少なくなったら(閾値以上にタグが読めたら)、Slackに投稿するようにしてみました。

おまけで、投稿にリンクがありますが、Google Apps Scriptを使ってスプレッドシート上に冷蔵庫の状態をグラフィカルに(?)表示するようにもしてみました。POSTでタグIDを受けるようにして、受け取らなかったタグIDに対応するセルに「=IMAGE('お茶画像のURL')」を設定して、画像を表示しています。

こんな感じです。タグが読めなかったら物がある、タグが読めたら物がない、という逆転の発想が新鮮ですね。


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