第3回:RFIDリーダーの選定と購入
現場の規模と用途で選ぶ!失敗しないRFIDリーダー選定ガイド
RFIDリーダーの選定は、棚卸し作業の快適性と効率に直結します。現場の作業形態に合わせて、最適なリーダーを選びましょう。
1. RFIDリーダーの種類と特長
現場での移動棚卸しには、ハンディタイプやスマホ接続・アタッチメント型が主流です。特に後者は、既にお持ちのデバイスを活用できるため、導入コストを抑えられます。
2. 出力、OS、通信方式の基礎解説
リーダーの基本性能として、電波の強さ(出力)、対応OS(Android/iOS)、そして通信方式(Bluetooth/WiFi)を確認しましょう。
💡 コスト効率の良いリーダー運用を支援
ハヤト・インフォメーションのパッケージは、汎用性の高いAndroid OSだけでなく、iOSにも対応しています。RFIDリーダーだけをご購入いただければ、お使いの社用スマートフォンに専用アプリをインストールしてお使いいただくことも可能です。そのため、初期コストを大幅に削減できます。
3. 現場規模や用途に応じた機種選定ポイント
リーダーの読み取り速度・精度、倉庫や工場での利用に必須な耐久性(IP規格)、現場担当者が簡単に扱える操作性、そしてシステムとの接続性を総合的に評価し、最適な機種を選びます。
4. 予算策定と台数決定の具体例
「全資産の棚卸しをX日間で完了させたい」という目標から逆算し、1台あたりの処理能力を考慮して必要な台数を算出します。
5. 主要メーカー・機種の紹介と互換性
主要なRFIDリーダーは、読み取り距離や耐久性、搭載OSの有無など、それぞれに特徴があります。
例えば、高出力モデルは処理能力が高く広範囲をカバーしますが、その分高価だったり、申請が必要です。
💡 ハヤト・インフォメーションの棚卸パッケージは多くのリーダーに対応
弊社の棚卸パッケージは、特定のメーカーに依存せず、市場で実績のある多様なリーダーに対応しています。例えば、こちらのラインナップにあるような各種メーカーの機器で動作確認済みです。お客様の現場の環境と予算に合わせ、最適なリーダーをご提案します。
6. 購入時の注意点と電波法申請の必要性
購入前に必ずデモ機で現場テストを行い、感度や操作性を確認しましょう。UHF帯の高出力(1W)RFIDリーダーは、日本国内で利用する場合、原則として電波法に基づく申請(開設申請)が必要です。これは技術基準適合証明(技適)マークがあっても必要となる、重要な法的手続きです。
💡 電波法申請のサポートも可能
複雑な電波法に関する申請手続きについて、弊社ではサポートを行っています。お客様が安心してRFID機器を導入し、運用開始できるよう、煩雑な法的手続きを支援いたします。
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