今回使ったもの
- Impinj xSpan
- ItemTest (v1.14.0)
セットアップ
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、exeを実行し、ウィザードを進めれば、セットアップが完了します。
初期設定~読取
- アプリを起動し、メニュー左上の「Reader Settings」をクリック
- 「New」ボタンをクリックし、xSpanのIPアドレスを入力
- 追加されたリーダの「Configure」ボタンをクリックすると、「Field of View」や「Age Interval」「Tag Population」などConnect同様の項目が設定可能
- OKを押してメイン画面に戻って「Direction」タブを選択
- 「Start」ボタンを押すとタグ読取が開始
- 「Stop」ボタンを押すとタグ読取が終了
ログファイル
左下のLog fileのところに、ファイル名を入力しておくと、Start~Stop間で読まれたタグの情報が下記フォルダにCSVファイルとして出力されます。
C:\Program Files (x86)\Impinj\ItemTest\log
出力例はこんな感じです。
// 2019/11/29 22:08:14 // Sector2=True, Sector3=True, Sector4=False, Sector5=False, Sector6=False, Sector7=False, Sector8=False, Sector9=False, Mode=Mode 0 : Max Throughput, Power=30, FieldOfView=Narrow, AgeInterval=4, UpdateInterval=2, EnableSendUpdates=False, TagPopulationLimit=50, ReaderName=192.168.0.91 1575032894605449,Entry,E280117000000209839C2903,2,OK,FirstSeenSector=2,FirstSeenTime=1575032894605449 1575032894639373,Entry,30147A24C415FD81F4500001,3,OK,FirstSeenSector=3,FirstSeenTime=1575032894639373 1575032897771621,Entry,30352E22B81F6D9400000014,3,OK,FirstSeenSector=3,FirstSeenTime=1575032897771621
それぞれの列の意味は多分下記のようです。
- 1列目はTimestampっぽいのですが、16桁あります。先頭10桁がUnix Timeのようです。
- 2列目はEntry(タグが範囲に入った)かExit(範囲から出たか)です。
- 3列目がタグID(EPC)です。
- 4列目が読まれたSectorです。
- 5列目がTag Population Statusで読取範囲にタグが多すぎると正しく推定できずエラーになるそうです。
- 6列目が最初に読まれたSectorです。
- 7列目が最初に読まれたTimestampっぽいのですが、例のごとく16桁あり、先頭が10桁がUnix Timeのようです。
Tag Population Statusについては、XARRAY AND XSPAN GATEWAYS DEPLOYMENT AND BEST PRACTICESに下記記載がありました。タグ読取数が設定したTag Populationを超えると、User Overflowに、High Performance Modeの場合、50タグを超えると、System Overflowとなり、正しく方向を推定できないそうです。
Rx Sensitivityを設定して、ある程度返信強度の強いタグに絞って推定すればよいのかなとも思ったのですが、Directionモードでは設定できないようです。ItemSenseの場合は確かRx Sensitivityも設定できたような気がするので、方向検知を使いこなすにはItemSenseを使うべきということでしょうか。いずれにしろ方向検知を使いこなすにはいろいろと知識が必要そうです。
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