第6回:棚卸し結果の分析と運用改善
データで「課題」を見つけ出す!棚卸し結果を未来につなげる分析術
棚卸し作業が完了したら、MANICA EXCEL TOOLに残されたデータを詳細に分析し、業務のボトルネックの特定と次なる改善につなげましょう。
1. データの正確性確認と異常値検出法
棚卸し率の算出: (読み取り完了資産数 / マスタ登録全資産数)から、未発見が多いのか、読み取りエラーが多いのかを切り分けます。
異常値の検出: 「未発見資産」や、マスタと現場で読み取った場所が異なる「発見場所差異」の原因を追跡します。
2. Excelによるデータ分析例
Excelの集計機能やピボットテーブルなどを活用し、部門別・場所別の棚卸し率や、資産の移動傾向を分析。エラー分析を行い、タグ剥がれや読み取りエラーの最も多い原因への対策を検討します。
3. マクロを使った自動レポート生成の紹介
Excelマクロは、集計・分析作業を自動化し、分析担当者の負担を劇的に減らします。ボタン一つで「未発見資産リスト」などのレポートを生成できるようにすることで、分析時間が短縮されます。
4. 業務品質向上につながるフィードバックサイクル構築
棚卸しは「実施」して終わりではなく、「改善」に活かしてこそ価値が生まれます。分析結果と現場の声を基に、次回の棚卸し手順やマスタ更新ルールなどの改善策を決定し、ルール化しましょう。
5. FAQ整備や作業ルールの定着方法
発生したトラブルとその解決策をまとめたFAQを作成し、現場で即座に参照できるようにします。また、資産の購入・廃棄・移動時のマスタ更新を誰が・いつ行うかを明確にルール化し、定着を図ります。
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ハヤト・インフォメーション 棚卸しパッケージのご案内
貴社の現場に合わせたRFID棚卸し導入を支援します。
棚卸しパッケージ詳細:
https://www.hayato.info/tanaorosi/index.htm お電話でのご相談: 03-5925-8088
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