第2回:RFIDタグの選定と資産への取り付け・エンコード準備
失敗しないタグ選びと資産への紐付け:RFID導入の核となる実務手順
RFID棚卸しを始める上で、最も重要かつ現場での手作業が伴うのが、このRFIDタグの選定、取り付け、そしてエンコード(データの書き込み)の工程です。
1. RFIDタグの基本知識
棚卸しパッケージで主に使われるのはパッシブ型タグです。周波数は読み取り距離が長く一括読み取りに適したUHF帯(920MHz帯)が主流です。
2. 管理対象物の材質や形状に応じた最適タグ選定ポイント
タグの性能は、対象物の材質に大きく左右されます。金属対応タグの選定や、液体・水分の影響を避けるための設置位置の工夫が必要です。
💡 タグの選定・エンコードはプロにお任せ
弊社では、管理対象物に合わせて最適なタグの選定からご提案いたします。また、棚卸パッケージではRFIDプリンターを利用してICタグへの印字とエンコード(データ書き込み)を同時に行うことができます。これにより、手作業によるミスを大幅に削減し、スムーズにタグの準備を進めることが可能です。
3. タグの取り付け方法と実例
接着面を脱脂し、曲面に貼らないよう注意して粘着(ラベル)を貼り付けたり、金属との接触を避ける紐付け・結束など、対象物に応じた適切な方法を選びましょう。
4. タグ印字・エンコードの流れとポイント
RFIDタグに書き込む固有の識別情報(EPCコード)は、必ずExcel資産リスト(マスタ)の資産情報と1対1で紐づけて記録・管理します。タグ表面には、目視確認用の管理番号やバーコードを併用すると安心です。
5. 運用開始前のテストや品質チェックポイント
実際にタグを取り付けた後、棚やラックに配置し、想定されるリーダーの距離・角度から読み取りテストを実施し、品質を確保しましょう。
6. ハヤト・インフォメーション棚卸しパッケージのタグ管理支援機能紹介
MANICA EXCEL TOOLは、タグの固有IDを簡単にExcelマスタに取り込み、資産情報と紐づけて管理できるため、データ紐付けミスを防ぎます。
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ハヤト・インフォメーション 棚卸しパッケージのご案内
貴社の現場に合わせたRFID棚卸し導入を支援します。
棚卸しパッケージ詳細:
https://www.hayato.info/tanaorosi/index.htm お電話でのご相談: 03-5925-8088
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