2025年10月3日金曜日

現場で進めるRFID棚卸し導入ガイド ~初心者でも失敗しないステップ~ 第2回:RFIDタグの選定と資産への取り付け・エンコード準備

RFIDタグの選定


第2回:RFIDタグの選定と資産への取り付け・エンコード準備

失敗しないタグ選びと資産への紐付け:RFID導入の核となる実務手順

RFID棚卸しを始める上で、最も重要かつ現場での手作業が伴うのが、このRFIDタグの選定、取り付け、そしてエンコード(データの書き込み)の工程です。

1. RFIDタグの基本知識

棚卸しパッケージで主に使われるのはパッシブ型タグです。周波数は読み取り距離が長く一括読み取りに適したUHF帯(920MHz帯)が主流です。

2. 管理対象物の材質や形状に応じた最適タグ選定ポイント

タグの性能は、対象物の材質に大きく左右されます。金属対応タグの選定や、液体・水分の影響を避けるための設置位置の工夫が必要です。

💡 タグの選定・エンコードはプロにお任せ

弊社では、管理対象物に合わせて最適なタグの選定からご提案いたします。また、棚卸パッケージではRFIDプリンターを利用してICタグへの印字とエンコード(データ書き込み)を同時に行うことができます。これにより、手作業によるミスを大幅に削減し、スムーズにタグの準備を進めることが可能です。

3. タグの取り付け方法と実例

接着面を脱脂し、曲面に貼らないよう注意して粘着(ラベル)を貼り付けたり、金属との接触を避ける紐付け・結束など、対象物に応じた適切な方法を選びましょう。

4. タグ印字・エンコードの流れとポイント

RFIDタグに書き込む固有の識別情報(EPCコード)は、必ずExcel資産リスト(マスタ)の資産情報と1対1で紐づけて記録・管理します。タグ表面には、目視確認用の管理番号やバーコードを併用すると安心です。

5. 運用開始前のテストや品質チェックポイント

実際にタグを取り付けた後、棚やラックに配置し、想定されるリーダーの距離・角度から読み取りテストを実施し、品質を確保しましょう。

6. ハヤト・インフォメーション棚卸しパッケージのタグ管理支援機能紹介

MANICA EXCEL TOOLは、タグの固有IDを簡単にExcelマスタに取り込み、資産情報と紐づけて管理できるため、データ紐付けミスを防ぎます。


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