第7回:導入後のフォローと拡張案
導入はゴールではない!RFID棚卸しをさらに進化させる次の一手
最終回では、導入後の運用を軌道に乗せるためのトラブル対応と、将来的なシステム拡張の可能性について解説します。
1. トラブル例と対応Q&A
導入後に寄せられやすい「リーダーの接続不良」「タグが読み取れたのに未発見のまま」といったトラブルに対する具体的な対応策をFAQとしてまとめ、すぐに参照できるように整備しましょう。
2. 利用実態調査による改善要望の収集・反映方法
運用が安定したら、利用者の声を定期的に収集します。収集した要望を「影響度」と「実現容易性」で評価し、優先度の高いものから順にMANICA EXCEL TOOLのマクロ改修や運用ルールの変更に反映します。
3. Excelマクロ追加や外部連携開発の計画
MANICA EXCEL TOOLはExcelベースのため、柔軟なカスタマイズが可能です。特定の条件でアラートを出す機能や、棚卸し結果を固定資産管理システムへ自動連携する仕組みの開発を計画しましょう。
4. AIやIoT技術活用による次世代展開の可能性
将来的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を見据え、RFIDリーダーと連携したスマートキャビネットの導入や、AIによる紛失リスクの予測・警告などの次世代展開も視野に入れましょう。
5. 運用継続・拡張計画の策定
RFID棚卸しを恒久的な業務プロセスとして定着させます。異動や新入社員向けに継続的なトレーニング体制を組み込み、RFIDリーダーやタグプリンターの機材更新計画を策定し、予算を確保します。
6. 導入困難時の代替訴求ポイント
RFIDの導入が難しい場合は、タグではなく既存のバーコードやQRコードを使ってMANICA EXCEL TOOLを運用し、まずはExcelベースのデータ突合・分析に慣れるところから始めるスモールスタートも可能です。
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