2020年10月5日月曜日

Wi-Fi Directを使って、VPN経由で通信してみる

はじめにお断り。本記事はRFID関係ありません。でもたまにはいいよね?

前回、Wi-Fi Directを使ってリーダとExcelの接続まで行ってみました。この記事でのWi-Fi Directは、PCのモバイルホットスポットの方を指しています。で、そのときからうすうす気が付いてはいたのですが、PC上でVPNに接続すると、Wi-Fi Direct経由で接続したスマホからインターネット接続ができていませんでした。


使ったもの 

  • Windows 10 PC

手順

まず、ネットワーク接続を開いてください。下記のようになっていると思います。「Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Ada...」と表示のあるアイコンの名称をメモしてください。
ここでは、「ローカルエリア接続* 11」となります。


お使いのVPNを接続してください。ここでは、SekaiVPNというアイコンを接続しました。すると、こんな感じに青くなると思います。

青くなったSekaiVPNを右クリックして、プロパティを選択してください。共有タブというのがあると思うので、それを開いてください。以下の感じです。

「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピューターのインターネット接続をとおしての接続を許可する」にチェックをいれてください。チェック時にダイアログが表示されたら、OKを押してください。
ホームネットワーク接続に最初にメモした名称(ここでは、「ローカルエリア接続* 11」)を選択してください。

つぎに設定ボタンを押すと、こんな画面が表示されると思います。チェックすると、ダイアログが表示されるので、必要なポートだけチェックしてください。必要なポートが一覧になければ追加してください。

最後にVPN接続を切断し、再接続すると、Wi-Fi Directでつながった機器がVPN経由でインターネットに出られるようになると思います。

で、何がうれしいの?

個人的にはスマホ開発などで、手元にあるハンディをVPN接続先の開発環境に繋げるときでしょうか。スマホからもVPN接続すればいいだけですが、二度手間を省けますし、VPN接続のための資源を一つで済ませられます。あとはレガシーな機器で、Wi-Fiはサポートしているけど、VPN接続をサポートしてない場合にも使えると思います。

ただ、有線LANに接続するタイプの機器の場合は使えないですね。その場合は拠点間VPNを張るくらいですかね。何かよいアイデアあれば教えてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿