2025年4月9日水曜日

RFID を利用した検品作業を AI にやってもらってみる

最近 AI がとても盛り上がっておりますが、RFID と組み合わせて何かできないかというのは考えるだけでも楽しいものです。今回はその中でも流行りの MCP(Model Context Protocol) を利用して、AI に RFID を使った検品作業をやってみてもらいたいと思います。 

MCP ってなんねー、という話は他にたくさんの記事がありますので割愛させていただいて、RFIDリーダを制御する MCP サーバを作成し、それに Claude Desktop を接続して検品作業をやってもらおうという試みです。

MCPサーバの作成はこちらのSDK https://github.com/modelcontextprotocol/csharp-sdk の中の QuickstartWeatherServer を改造して作成しました。MCPサーバの機能としては、機能が呼ばれたらリーダーから電波を3秒間吹いて、読み取ったタグに対応した商品名を返すという単純なものです。

利用するリーダはいつもお世話になっておりますタカヤさんのこちらのUHFリーダです。


こちらのリーダーはアンテナが内蔵されていて、リーダーの上側に電波を出してタグを読み取りします。このリーダーを検品台とみなして、上に載せたタグを読み取って検品します。

検品するものは単純にこちらの3枚のタグを準備しました。


このタグをリーダに置いて、



Claude Desktopに作成したMCPサーバを設定して、質問してみます。



きました!検品されています。AI が能動的に電波を吹くなんて現実世界に AI が入り込んできたような感じで SFっぽくて何かこー、ゾクゾクしますねー。

試しに1枚取って、

もう一度聞いてみます。


ちゃんと認識されています。
画像だけだとよくわからないので動画も撮りました。


今回はリーダー1台使っただけですが、当社パッケージの MANICAトレイサーにMCPの機能をつけると製品の所在がリアルタイムに AI に渡せるので使い方が広がりますねー。

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