2017年7月10日月曜日

[ イベント告知 ] 沖縄県企業誘致セミナーにてプレゼンさせていただきます。

こんにちはー。

それなりに技術系のネタが続いてきてるのにイベント告知系を挟み込むのはどうかな、と思いつつ ネタ切れにも負けずに 投稿頻度をあげるためのご案内です。

7/20@大阪 新阪急ホテル
7/21@東京 ロイヤルパークホテル

上記スケジュールにて、沖縄県企業誘致セミナーが開催されます。どちらも15:00~18:30(交流会ふくむ)。

弊社沖縄拠点も早いもので5年目になりますが、思えば5年前にこのセミナーに東京で参加させていただいたことが、大きなきっかけの一つになっていたのかなぁ、と思います。

そして、なんと今回、僭越ながら弊社も実際に沖縄に拠点を開設した企業としてプレゼンさせていただけることになりました。

内容的には、だいたい下記のような感じですかね。

Agenda
1). 弊社事業内容のご紹介
2). 沖縄拠点、設立の建前と本音
3). 各種制度の活用、効果の実際
4). まとめ、沖縄拠点の必然性。

弊社のような零細企業であっても、沖縄拠点を開設するメリットは充分すぎるほどあります、というか実際にありました!というあたり実際の体験談を中心に。

お話したいことは色々ありますが、(なにしろ持ち時間が短いので)いわゆる自己紹介ネタであるところのRFID/NFCの話だけで終わらないように、万全の注意を払う所存であります。

具体的な計画はなくとも、沖縄で働くってどんな感じなんだろう?ってあたりに興味をお持ちの皆様、ご来場をお待ちしてます!!!

■お申込みはこちらから→ 沖縄県企業誘致セミナー

2017年7月6日木曜日

ICタグ自動読み取り装置2



レゴマインドストームを使った物のお手軽版です。

フィギュアなどをディスプレイするのに使うらしいターンテーブルPOP用クリップを使っています。

POP用クリップはオーバーテクノロジーでした。タグをかざす位置は自由に調節できたほうが良いかと思って用意したのですが、やっててリーダーの方を合わせればいいということに気づきました。


2017年7月4日火曜日

RFID とブロックチェーン その4

今回からは実際に RFID を利用したサービスの開発を始めようと思います。簡単なところからということで真贋判定をやってみます。

RFID は NFC、UHF ともに書き換え不可能な ID が書き込まれています(NFC は UID、UHF は TID)。これを使って真贋判定を行います。

真贋判定は要するに本物か偽物かということなんですが、RFID で行う場合は物に貼り付けてある RFID を読み込んで、IDが本当にメーカ側で貼り付けたものかどうかを判定することになります。

貼り付けてある RFIDタグが入れ替わったりしてないかとか使いまわしされてる物ではないのかとか他にもいっぱい問題はあるんですがその部分には触れないでおきます。

メーカで製品に RFID を貼り付けたときに、その ID をビットコインネットワークに書き込みすることで後から検証ができるようにします。しかしすべての ID を保存していたのではそれだけで手数料が莫大なものになりますしそんなことしてたら怒られそうなので、

発行日時 タグのID
発行日時 タグのID
発行日時 タグのID
・・・
メーカのデジタル署名

というテキスト文書(以下これを検証用ドキュメントと言うことにします)を作成し、それのハッシュ値をビットコインネットワークに流すことで複数のIDを一度に登録できるようにしたいと思います。これならタグのIDが何百万枚あってもビットコインネットワークに流すのは1つのハッシュ値だけなので手数料も少しで済みますし、怒られることもなさそうだし、いえーい。

検証の手順は、

・タグのID を読む
・サービスサイトでその ID で検索
  →画面に ID が含まれる検証用ドキュメントと登録されているブロックチェーンのトランザクションIDが表示される
・検証用ドキュメントのハッシュ値とブロックチェーン上の値が一致することを確認
  →ここで検証用ドキュメントが正しいことが確認できる
・検証用ドキュメントに含まれるデジタル署名をメーカの公開鍵を使って正しいことを確認
  →ここでメーカが発行(というか貼り付け)したタグであることが確認できる

という流れになります。検証用ドキュメントが正しいものであることをブロックチェーンで証明してもらうわけですね。

というわけで実際に実装して簡単な確認をしてみます。

前回同様 NBitcoin を使います。秘密鍵の生成からやりますが、秘密鍵は覚えにくいのに忘れたら大ごとという厄介なものなのでパスフレーズから秘密鍵を生成するようにしてみます。これならパスフレーズを忘れなければ再生成が可能になります。

実際動かした画面がこちら。


これを検証しようと思ったんですが、どうも署名データが手動で作ったものと NBitcoin で作ったものとで異なっててなんでーと調べてたらビットコインの署名では一定の文字列を追加して署名していたことがわかりました。そうすると手動で検証が難しくなってしまってどうしようと思ってたら検証用のサイトがありましたのでそちらで検証してみました。


するとほらー、ベリファイOKだと。ってまぁ、何から何まで外部のサービスに頼りまくりなのが何ですがとりあえずこれでうまくできそうです。