2026年6月5日金曜日

MANICAモバイルでBLEタグ(BT11)

 ※注意 ここで紹介する機能は、MANICAモバイルの次期バージョンである MANICA MOBILE NEXT の機能になります。また、後段で出てくるAR機能は iOS版限定の機能になります。Android版は後日リリースの予定です。

BLEタグの製品として、BT11というのがあります。BLEビーコンに、ブザー、6色LED、温度センサーが搭載されたもので、BLEの届く範囲であればブザーを鳴らしたりLEDを光らせたりと探し物にとても役立つ製品です。MANICAモバイルの次期バージョンである MANICA MOBILE NEXTでは、このBT11にも対応しました。

BT11

まずはBT11を登録します。メニュー画面の右上のメニューから「BT11を登録」を選択するとカメラビューになります。ここでBT11に付いているQRコードを読ませることで登録することができます。

登録が終わったら、探索画面に移動して登録したBT11を検索します。この時点で近くのBT11を探し始めます。該当のBT11が見つかると、その項目にチェックがつきます。

この状態からアイテムをタップすると

ほら、LED点灯と共にブザーが鳴ります。探し物に便利です。

さらにiOS版であればAR探索機能も使えます。アイテムを長押しするとAR探索ビューが表示されます。タグのAR探索と同様に、ウロウロすることで該当のBT11があるであろう方向に矢印がでます。さらに左下の「鳴らす」をタップすると、LED点灯と共にブザーが鳴り、さらに温度を取得して画面に表示されます。

これで探し物に対する選択肢がまた1つ広がりましたねー。

2026年6月4日木曜日

MANICAモバイルでAR探索

 ※注意 ここで紹介する機能は、MANICAモバイルの次期バージョンである MANICA MOBILE NEXT の iOS版限定の機能になります。Android版は後日リリースの予定です。

前回は光るLEDタグを使って探索を行う内容でした。探索するには強力な機能ですが、対応タグが必要になる前提でした。今回は普通のパッシブタグで探索ができるAR探索の機能を紹介します。

まずは使ってみましょう。探索画面で物品を検索し、結果の中から探したいアイテムを長押しするとカメラビュー(AR探索画面)が開きます。はじめに端末を少し左右に振るか、数歩歩いてください。ARKitが床や壁を認識し、方向推定が安定します。中央の3D矢印がタグの方向を指します。画面下部の距離ゲージは、近づくにつれて**緑(遠い)→ 橙(近い)→ 赤(至近)**と色が変わります。赤になったら、その周辺を目視で確認してください。

AR探索を行っている様子

RFIDリーダがタグから得られる情報はRSSIと位相がありますが、この機能ではRSSIのみを使用しています。さてどうやって矢印を表示しているのか。RSSIは、近いほど強く、遠いほど弱い値になります。だから1つの値からでも、ざっくりした距離を出すことはできます。電波の減衰は距離に対して対数的なので、いわゆる log-distance パスロスモデルで逆算します。

距離 d = 10 ^ ((RefRssi@1m - rssi) / (10 × n))

RefRssi@1m は1m地点での基準強度、n は経路損失指数。室内・金属環境のパッシブRFID(電波が反射して戻る後方散乱)では n = 4 あたりを使っています。生のRSSIはマルチパスで激しく暴れるので、EMA(指数移動平均)で平滑してから距離に変換します。

ただ、これだけだと「近い・遠い」しか分からないので、従来のビープ探索と同じです。方向を出すには、もう一つの情報源が要ります。

カギは「スマホがどこにいるか」を知っていること。

ここで ARKit を使います。ARKit は、スマホを動かすとカメラが空間のどこにいるか(ワールド座標)と、どっちを向いているかを毎フレーム返してくれます。これと RSSI を掛け合わせます。

タグを検出するたびに、そのときのカメラのワールド座標とRSSIをペアで記録します。

空間を10cm角の格子(ボクセル)に区切り、格子ごとにRSSIをEMAで平滑し、(同じ場所で何度も拾った値をならし、マルチパスのノイズをここで吸収する)RSSIが強かった**上位8ボクセルの「RSSI重み付き重心」**を計算します。これが「タグはこの辺りにある」という推定点(ホットゾーン)になります。

ここでカメラの現在位置から、その重心へ向かうベクトルを求めます。これが方向(水平の方位+上下の仰角)になります。

つまり、スマホを持って少し歩き回るだけで、空間に「電波が強かった場所の塊」が浮かび上がり、そこへの矢印を引ける、という理屈になります(そうはうまく行かんけどな)。重心は世界座標で固定されるので、利用者がタグを通り過ぎれば、矢印はちゃんと後ろを振り返ります。

確信度も出しています。上位ボクセルのばらつき(重み付きRMS距離)が小さいほど「ここだ」と言い切れるので確信度を高く、散らばっていれば低くします。確信度が一定以下のときは矢印を出さないようにします(自信ないのでな)。


2026年6月3日水曜日

MANICAモバイルで光るタグ

 お手軽に RFID 管理をはじめられる MANICAモバイルは、実は光るLEDタグにも対応しています。探してるけど見つからない!というときはこの光るタグがとても有効です。MANICAモバイルではKiloway/CAB/TU03の3種類のLEDタグに対応しています。現在開発中の MANICA モバイルの次期バージョンである MANICA MOBILE NEXT でもこの機能は搭載されます。しかも MANICA MOBILE NEXT は iOS版も提供しますので、iOSでも光るLEDタグを利用可能です。

こちらがLEDタグになります。左側が KilowayのタグでラベルタイプにLEDがそのままついてます。CABも同じようなタイプになります。右側がリキッドタイプで電池内臓で音も鳴ってめっちゃ遠くから光らせることができます。

それでは使ってみましょう。タグの登録は普通のタグと同じでメニュー画面でタグを読み取りすることで登録できます。その後、メニュー画面の右上のメニューボタンを押すと、LEDをONというメニューがあります。タップするたびにLED使用のON/OFFが切り替わり、ONにするたびにタグの種類が Kiloway → CAB → TU03 →(先頭に戻る) と循環します。

あとは探索画面で光らせたいタグを選んでから、リーダで読み取りすると

光ったー(見えますかね?左側が光ってます)

TU03だと電池内臓なのでこんな遠くからも光らせられます。

専用のタグが必要にはなりますが、もの探しにはもってこいの機能になります。