2019年12月13日金曜日

棚卸しパッケージをクラウド化してみる

当社で販売しております「棚卸しパッケージ」ですが、おかげさまで大変ご好評いただいております。このパッケージは、無償でご提供しております「MANICA EXCEL TOOL」をベースに棚卸しの機能をエクセルのマクロで追加し、ハンディリーダ用の専用アプリとのセット製品になっています。

エクセルなので基本的にはスタンドアロンでの運用となります。が、「Googleスプレッドシート」などエクセルのようなクラウドのアプリもありますね。こっちで動くとカッコいいかなーと考えたところ、そういえば棚卸しパッケージではハンディとPCの通信自体はそんなに大したことをしていません。じゃそれをWebとの通信にしちゃえばよくね?ということでやってみました。

Googleスプレッドシートには、Google Apps Scriptというマクロ的なのがあって、これがなんとWebAPIとして公開できるようになっています。ここに棚卸しパッケージのハンディとのやり取り部分を実装して棚卸しパッケージのフリをすることでハンディのアプリそのままに動かそうという目論見で試しました。

こんなイメージ

で、やってみたらこれまたいろんなハードルがあって思ったより相当大変だったんですが何とか動きました。

スプレッドシートで棚卸しパッケージと同じ内容でデータを作ります。


ロケーションのデータも作成


ハンディを起動します。ハンディはデータの送信先を作成したGoogle Apps ScriptのAPIにしただけで、特に大きな修正は入れていません。


棚卸し画面に移動して、マスタダウンロードをします。


キター!ロケーションの情報が表示されました。
部屋Aを選択すると


物品が3個あります。モニタのタグを読むと


この状態でデータ送信ボタンを押します。


するとスプレッドシートの棚卸しの部分にデータがアップロードされました。

これで【棚卸しだけ】をやるのであればスプレッドシートでも問題なく利用できます。ICタグを探す探索機能なども実装できそうです。

しかし問題点もいろいろわかりました。通信がWebAPIなのでサーバ側からハンディに任意のタイミングでデータが送信できない とか 棚卸しパッケージの通信ではSJISでBASE64エンコード使ってたりしますが、これが Google Apps Script ではそう簡単に実装できないとか。

どう進めていくかはもう少し検討が必要ですかね。

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